2005年度の活動報告と
	2006年度の活動方針

2005年度の活動報告

 2005年度は、6月のクボタ報道以降、アスベストと中皮腫国民に広く認知され、会は大きな役割を果たしました。会の事務局の強化のため、秋より全国事務局会議を毎月1回定期的に開催し、担当者の充実を目指しました。

1・アスベスト基本法の制定

 アスベスト基本法の制定を目指して、「100万人署名」を行いました。患者と家族の会の会員さんも各自で頑張り、街頭署名も各地で行われました。残念ながら、アスベスト基本法は制定されず、省庁所管の法律の制度を改正となっています。

2・関係多省庁交渉

 中皮腫・じん肺・アスベストセンターと合同で、11月、12月と二回の各省交渉を行いました。内閣府を窓口に関係多省庁との交渉が断続的におこなわれるようになったのは、一つの成果でした。

3・労災と環境等の被害者の援助

 クボタの患者さんの救済では、関西支部が全面的に協力し、尼崎支部設立にいたりました。また、患者と家族の会の皆さん方の活動もあって、労災時効者の救済と環境ばく露者への「石綿による健康被害者救済法」の制定がされました。

4・会員への情報伝達

 2005年度はホームページの担当者を増やし、機関紙においては全国的なアスベスト騒動の最中でもこまめな情報の発信を行い、行政の動向も伝えながら、5回発行しました。

5・被害者とその家族の心のケア

 各地できめ細やかな活動が行われました。なかでも、患者さんへの励ましのお便りは大変に喜ばれています。

6・事務局の分担化・全国世話人会

 事務局を毎月開催する事を定期化して、全国世話人会から事務作業の移行を諮りました。

7・支部の設立と活動について

 尼崎支部、ひょうご支部、広島支部、北海道支部が設立されました。

2006年度の活動方針

 昨年に引き続き、労働災害・環境公害の被害者の支援とアスベスト公害の問題提起を行います。全ての被害者への平等な補償を求めて企業や国の責任追及も行います。昨年のクボタ報道以来、想像を超えた被害実態に驚かされると共に「中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会」のもつ責務を大きく感じます。一人の患者さんとの出会いが、社会を企業を国をも動かしたという事実を重く受け止めております。そしてそれは、ひとりひとりの患者さんとのふれあいを大事にしてきた結果に他ならないと信じています。今年も昨年にも増して、会員同士の絆をより強く築いて行きます。

1・アスベスト基本法の制定

アスベスト基本法の制定に向けて、関係諸団体と連携を深めながら実現を目指します。

2・関係多省庁交渉

 昨年から「多省庁交渉」になりました。今年は4月26日に第一回目が行われました。今後も定期的に行い、石綿被害者救済法の不備などを是正して行きます。例えば、未申請のままで施行後に死亡した被害者には受給資格が無い、などと新法の不備が顕著な問題となっています。今後はもっと多くの問題が発生することも予測されますので、その都度、見直しなども要求してゆきます。秋頃には、何らかの行動を予定しています。

3・会員への情報の伝達

 アスベスト問題が大きく社会問題として認識されてゆくと共に、会員への情報伝達は重要な事案になります。会報の充実とホームページの迅速な情報提供を行います。

4・被害者とその家族の心のケア

 各地で支部が結成されると共に、さらにきめの細かい心のケアが成されることを目指します。昨年同様に、患者・家族への訪問と励ましのお便りを続けます。

5・労災と環境等の被災者の援助

 昨年に続き今年も、労災・環境の被害者が皆平等な補償を受けられるように頑張ります。

6・全国事務局会議・役員会(旧全国世話人会)

 全国事務局会議を会務執行の中心とし、毎月1回の定期開催を規約化します。

 役員会(旧全国世話人会)は、総会前に最低1回開催します。

7・支部活動

 支部の円滑な運営を援助するために、支部運営費を援助していきます。支部運営費に関しては、役員会・全国事務局会議で細則を定める予定です。また各支部に役員や世話人がおもむく形での援助も引き続き行なって参ります。

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