令和5年(2023年)の中皮腫死亡者数は1595名
公開日:2024年10月25日
厚生労働省は9月17日に「都道府県(特別区-指定都市再掲)別にみた中皮腫による死亡数の年次推移(平成7年~令和4年)人口動態統計(確定数)より」を発表し、令和5年(2023年)の中皮腫による死亡者数が1595名であったことを明らかにしました。
令和3年(2021年)の死亡者数が1635名であったことから死亡者数は減少していますが、近年の免疫療法などの進展に伴う治療環境の変化などを考慮すると、中皮腫発症者が減少しているとただちには判断できません。
令和5年(2022年)の中皮腫死亡者数を都道府県別にみると、最も多かったのは大阪府の169名で、東京都の136名、神奈川県の125名、兵庫県の114名、北海道の105名、愛知県の99名、埼玉県の74名、福岡県の60名、千葉県の59名とつづきます。
なお、令和4年(2022年)の中皮腫死亡者数を都道府県別にみると、最も多かったのは大阪府の143名で、東京都の123名、兵庫県の120名、神奈川県の99名、埼玉県の97名、北海道の90名、千葉県の77名、愛知県の73名、福岡県の69名とつづきます。
令和5年(2022年)の中皮腫死亡者数で最も少なかったのは、山形県の5名で、富山県・山梨県・鳥取県・島根県・徳島県・高知県の7名がつづきます。
なお、令和4年(2022年)は秋田県の5名と鳥取県の5名で、高知県の6名と福井県の6名、島根県の7名などがつづきました。
中皮腫被害者数のピークは早くとも2030年代とされていることから今後も注意を払っていく必要があります。