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【重要な注意事項:中皮腫・肺がん関連】オプジーボ(ニボルマブ)とヤーボイ(イピリムマブ)の併用療法の治療歴のある非小細胞肺がんに発生した副作用情報

公開日:2023年5月1日

監修者:岡部和倫(ベルランド総合病院呼吸器外科部長)

国立研究開発法人国立がん研究センター日本臨床腫瘍研究グループは2023年4月28日、「非小細胞肺がんを対象としたニボルマブ+イピリムマブ併用療法の多施設共同臨床試験に係る現状と重要な注意事項について」を発表しました。

発表の概要は以下のとおりです(上記ページより転載)。

  • 未治療進行・再発非小細胞肺がんを対象とした多施設共同臨床試験において、免疫チェックポイント阻害薬の併用療法であるニボルマブ+イピリムマブ併用療法を行った患者さんで、治療との因果関係を否定できない死亡が予期された範囲を超えて認められましたので試験を中止しました。

  • 現在、本試験以外でニボルマブ+イピリムマブ併用療法を受けている未治療進行・再発非小細胞肺がんの患者さんは、治療の効果や副作用を勘案した慎重な判断が必要なため、自己判断で治療を中断せず、主治医と相談してください。

  • 今回、亡くなった患者さんの副作用の傾向や対応方法、注意点を報告しますので、関係する医療従事者と患者さんは注意してください。

今回の発表で実施されていた臨床試験では、オプジーボ(ニボルマブ)とヤーボイ(イピリムマブ)に加えて化学療法も併用していたことから、現在、一部の胸膜中皮腫で実施されている治療方法とは厳密には異なります。

ただし、今回の発表においては、「ヤーボイ(イピリムマブ)」の影響の可能性について指摘されていますので、非小細胞肺がんに限らず、胸膜中皮腫の治療においてオプジーボ(ニボルマブ)とヤーボイ(イピリムマブ)の併用療法の治療歴のある方は今回の発表内容をよくお読み頂き、今後の対応につきまして通院中の医療機関の主治医などと相談してください。

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