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2004年度活動報告
昨年の2月7日に全国的に初めての、中皮腫・アスベスト疾患患者と家族が主体となってこの会が発足してはや一年が経過しました。この一年間に厚生労働省交渉・世界アスベスト会議東京大会などを経て、この会のもつ意義が改めて認識され、会員加入数も増加しつつあります。しかしながら、その陰には被害者が想像を絶する形で増え続けていることも事実です。その様な状況の中で、昨年一年間の活動を振り返ってご報告いたします。
1・2月7日、設立総会
東京早稲田奉仕園で、中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会の設立総会を行いました。患者や家族が参加する日本で初めての会の結成に熱気あふれた会場となりました。
2・患者と家族の会・会員にアンケート実施
6月に、患者と家族の会の方約60名を対象にアンケートを実施しました。その結果を厚生労働省交渉要望案としてまとめる作業を行いました。
3・8月4日、厚生労働省交渉実施
患者と家族の会として、初めての厚生労働省交渉を行いました。参加者は約30名で、要望の成果もあがり、8月交渉時にも積極的な回答があった「悪性中皮腫の治験の早期実施」は本年4月に開始されました。
4・世界アスベスト東京会議への参加
11月19・20・21日に4年ぶりに行われた国際会議では、世話人・事務局・顧問等7名が日本の被災者を代表して壇上で発表を行いました。発表の内容に深く心を動かされた参加者も多く、その後世話人等へのマスコミの取材となりました。会場ではブースを設置しての活動を行いました。ブース設置にあたっては、全国の会員さんから色とりどりの折鶴が送られてきて、さらに世話人の手作りの「押し花ポストカード」・巾着袋が用意されて、諸外国の方にプレゼントしました。
5・書籍の執筆
国際会議に先立ち、中皮腫・じん肺・アスベストセンターと石綿対策全国連の共催で、書籍「ノンアスベスト社会の到来」が発行されました。書籍には会員数名が執筆を行いました。
6・全国世話人会・事務局
それぞれの行事の前に、全国世話人会が行われて、協議・検討をしながら行いました。事務局の面では中皮腫・じん肺・アスベストセンターの事務局に全面的に助けて頂きながらの活動となり、来年度の課題となりました。
2005年度活動方針(10月改正案)
今年は、「中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会」の事務局会議を、定期的に開催する事を優先課題として進めてゆきたいと思います。事務局の強化は、会員の拡大に合わせて、相談や会報の発行等で重要な項目です。その様な中で、今年はさらに「被害者とその家族の心のケア」を心がけてゆきたいと思います。また、各省庁・企業・報道などへの迅速な対応の ために事務処理を分担し、担当を導入しました。
1、 アスベスト基本法の制定
アスベスト対策基本法の制定を目指し、他団体と協力して活動を進めます。
2、 関係各省庁交渉
今年も、厚生労働省をはじめ関係各省庁との交渉を実施する予定です。
各省庁の動向に呼応するべく継続して交渉をする予定です。
3、 労災と環境等の被災者の援助
仕事による被災者が労災補償制度で救済されるように援助していきます。
また、環境曝露や家族曝露の被災者救済の立法化を進めていきます。
4、 会員への情報の伝達
会報は隔月での発行を予定し内容を充実させます。
ホームページの内容も、充実させていきます。
5、 被害者とその家族の心のケア
各地域での患者と家族の交流を予定しています。地域の世話人を増やし、支部の設立も応援していきます。会員増加に伴い、きめ細やかな活動が出来ることを目指します。
6、 事務局の分担化・全国世話人会
事務局を毎月開催する事を定期化し、厚生労働省などとの交渉と総会前に全国世話人会を 開催します。
7、 支部の拡大
今年度は、ひょうご支部(8月)と尼崎支部(10月)が会で承認後、誕生する予定です。
広島(9月)と北海道(10月)では支部設立の準備会が行われました。
8、 その他
- 会員で訴訟希望の方には、この9月発足のアスベスト訴訟弁護団と連携し相談に応じます。
- 広報として、リーフレットなどを各病院などへ配布する予定です。
各地における支部の拡大について(HPなどから抜粋)
I)ひょうご支部の設立
8月27日に「患者と家族の会ひょうご」の集まりが行われ、参加者は約40人でした。患者・家族の相談が増えると共に、兵庫県での集まりも重要になり「ひょうご安全センター」の皆様のお力添えにより、実現したものです。翌日には患者と家族の会世話人会において「中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会ひょうご支部」として認証されました。
II)広島支部準備会
9月29日には、広島市内の公民館にて、「患者と家族の会・広島支部準備会」が「広島安全衛生センター」のご協力により行われ、5人の方が集まりました。集会後、県庁にて記者会見を行い、地元のテレビで報道されました。今後は、月一度程度の会合を開く予定です。
III)尼崎支部の設立
10月8日に行われた「患者と家族の会・尼崎支部設立集会」は140名収容の大ホールがいっぱいになる程の参加者で溢れました。尼崎市在住の被害者の応援に他支部の会員さんも駆けつけて、患者と家族だけで100名を越すかと思われる人数が集いました。尼崎支部は(株)クボタの被害者が多くて、今後は環境問題を全国に発信する支部作りを目指して頑張ってゆく事を誓いました。ここに、全国初の「アスベスト公害を追求する支部」が誕生する予定です。
IV)北海道支部準備会
10月22日には、札幌にて「患者と家族の会・北海道準備会及びアスベスト講演会」が行われました。
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