中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会

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2010年05月31日

尼崎からのお知らせ

 ”クボタ・ショック”から5年
    アスベスト被害の救済と根絶をめざす尼崎集会

5年前の6月29、30日―クボタは79名に及ぶ自社・関連企業アスベスト被害の死亡労働者数を明らかにし、また30日には前田さん、土井さん(共に故人)、早川さんの3人が周辺住民被害者としてクボタから見舞金を受け取ったことを、患者と家族の会や支援団体と共に明らかにしました。(公害としてのアスベスト被害)

このクボタ・ショックによって、まさに隠されていたアスベスト被害の実態が一気に人々の目にさらされることになりました。

私たちはクボタ・ショックを忘れることなく、あまりに悲惨な結果をもたらしているアスベスト被害の実態を広く世間に知ってもらうため、今年もまた尼崎集会を計画しました。ぜひぜひたくさんご参加下さい!(参加自由・無料)

2010年6月26日(土)12時半~5時 / 6月27日(日)10時~12時

          小田公民館(JR尼崎駅東北すぐ)

お問い合わせは、TEL/FAX 06-4950-6653 尼崎安全センターまで

2010年05月30日

元労働者に団交権なし?

 2008年7月、奈良県労働委員会はニチアスに対して、元従業員らで作る労働組合と被害の補償や実態解明を求めた団体交渉に応じるよう命令していた。しかし先日、ニチアスが再審査を申し立てた中央労働委員会が組合側の求めを棄却する決定を出した。その理由は「団交を義務付けることに疑問を抱かざるを得ないほど長期間が経過し、会社側も健康管理手帳を交付するなど救済措置を講じている」とされている。しかし、アスベスト疾患は長時間を経過して発症することを考えるとこの決定はおかしいと思う。さらに健康管理手帳の交付などは会社側の救済措置ではない。国の管理する制度だ。
 2007年、ニチアス王寺工場の担当者に会った時「当時の労働者はアスベストの危険性が解っていた」といった。その言葉を聞いて「え~!」と思った。本当に危険性が解って働いていたのだろうか?しかし多くの元労働者は「知らされていなかった」という。危険性が解っていたのは会社と一部の人達だけではなかったのか?アスベストの危険性も知らされずに働いてきて、「長期間経過」したのちに健康障害を起こした彼らの怒りと苦しみは、想像を絶するものがあるはずだ。
 先日、泉南アスベスト国賠の勝利判決では国の不作為が認められた。その中でまだこのような時代錯誤ともいうべき話があったのか、と棄却のニュースを読んでわが目を疑った。中央労働委員会は労働者の想いが通じないところだった。
 私のもとには日々「静かな時限爆弾」の被害者の悲痛な声が届いている。公正な判断をする労働委員会は「長期間の経過」の後に起こる、時空を超えた苦しみをもっと理解してほしい。(古川)

2010年05月22日

泉南国賠勝訴!!

5月19日大阪地裁において、泉南の方たちが闘っていた国賠訴訟が勝利しました。環境暴露の方も含めた泉南国賠裁判は日本で初めて「国の不作為」を認めました。
この裁判は29名という多人数の集団提訴で、うち27名が元労働者でした。環境暴露はいつもテレビなどで訴えてきた南和子さん(父親が石綿肺死亡)と岡田陽子さん(石綿肺等)の2名のみです。判決は画期的だと大きな評価を得ています。確かに、初めて国に対しての責任を認めた判決です。この判決は「国の責任は使用者らと共同不法行為がある」とし、国の責任の所在を明解にしました。
しかし以下に示すように、この判決には大きな問題点も含んでいることをしっかりと認識しなくてはいけません。
①元労働者に対してはS35年から責任がある、としてそれ以前に就労が終わっている方の訴えを棄却。
②環境暴露に関しては、原告の石綿暴露は認めながらも、疾患との関連を認めなかった。
③近隣曝露の知見確立は1989年としていることは、工場の塀の内と外を分断している。
④肺がん患者の喫煙歴がある場合は、賠償額を10%控除した。

特に②に関しては、石綿救済法で議論されてきた「環境暴露では石綿肺は発症しない」という国の御用達ともいうべき医者の意見を取り入れているとしか思えません。酸素なしでは生活できない状態の岡田陽子さんはいったい何故このような疾病になったのでしょうか?その原因を一番知りたいのは陽子さんご本人です。
④についても、肺がんの労災認定者にたいする厳しさの表れのような気がしてなりません。
地裁判決を受けて国が控訴しないように、泉南原告の方たちはもとより弁護団、支援者が一丸となって要請行動を行っています。一日も早い全面解決を願ってエールを送りましょう。
そして、クボタショック5年を迎えた年に新たな段階に進んだことは紛れもない事実であり、次なる目標は「石綿公害」としての認定です。すべての被害者が平等な救済を受けるべく私たちも新たなスタートを切りましょう!(古川)

2010年05月16日

岡山支部集会報告

5月15日の患者・家族の会には、約30名の参加者が集いました。
2010年度総会と相談会を行いました。
総会後の古川和子氏の講演会では、早期の公害認定が重要であることを再認識させられました。

次回は8月を予定しております。多くの方のご参加をお待ちしております。

2010年05月12日

<関西支部集会>のご報告

五月晴れの9日(母の日)に支部集会を行いました。
16名の参加者で、こじんまりと、ゆったりとした雰囲気で、3月26,27日の東京での「4周年行動」のビデオ映像を古川さんの説明を聞きながら鑑賞しました。また、関西安全センターの機関紙に連載されている古川さんの記事から、アスベスト被害相談の様々な症例を伺って、未だ救済されずにいる多くの方のことを知りました。
19日は、いよいよ泉南国賠訴訟の判決の日です。仲間と共に、大阪地裁へ駆けつけたいと思います

2010年05月07日

北海道支部からのご案内

「患者と家族の会」を下記の予定で行います。
会員の方はもちろん、会員でない方も お気軽に参加ください。

日 時:6月5日(土)

「医療・労災相談」 午前9時30分~午前11時30分
「分かち合いの集い」 午後1時30分~午後3時30分

場 所: いずれも 
      道民活動センターかでる2・7
     10階:1020会議室です。
     (札幌市中央区北2条西7丁目)