中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会

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2007年01月19日

アリムタ(Pemetrexed)の保険収載に際して

胸膜中皮腫の治療薬である、アリムタ(Pemetrexed)の早期承認および早期保険収載は、日本の胸膜中皮腫患者にとって悲願でした。効果や副作用には国民で差があるので、国内試験を実施することは当然ですが、諸外国で使用されている効果のある薬物を極力短期間で治験を実施し短期間の審査と保険収載が、他に有効な治療法が少ない胸膜中皮腫患者の願いであったのです。

私たちは、2003年からアリムタの早期治験、早期審査、早期承認、早期保険収載を訴えて参りました。H19(2007)年1月19日に保険収載が認められたことを、本当にうれしく思います。多くの関係者のご努力、ご尽力に感謝申し上げます。

今後、日本の医療機関で中皮腫患者に、アリムタ(Pemetrexed)が使用されていくと思います。ただひとつ注意して頂きたいのは、この薬の治験中に肺炎が悪化して永眠された方がいる事です。あらかじめCT写真等で肺の状態をチェックした上での慎重な使用が必要とされております。使用開始当初は、抗がん剤使用に慣れた病院、CTでの胸部レントゲン写真読影に慣れた病院での治療が望まれます。

中皮腫に有効な薬を、私たちは慎重かつ、暖かく見守っていきたいと考えています。「中皮腫患者に期待の新薬」といった「見出し」が躍った数ヵ月後に、「新薬で副作用死亡○名」という記事が報道される事がないように、効果だけでなく適正使用を促すような報道を是非よろしくお願い申し上げます。

中皮腫・アスベスト疾患・患者と家族の会 会長 斎藤文利