高度の石綿肺の為に、ご主人と共に闘っている方がいます。深夜、不安になると私の元にメールが届きます。緊迫した状態の中で交わされるやり取りは闘病の苦しさと、その苦しみを通じて結ばれてゆく夫婦の絆をも、伝えてきます。以下、ご紹介します。
「ありがとうございます。今回の喀血処置は、「手術しても再喀血は防げない」「体力温存」と言う理由で手術はせず、止血剤と抗生剤投与となりました。苦しみを乗り越え、夫は少しずつ落ち着いて来ました。不安定だった血中酸素濃度も、今朝方から喀血前の数値が得られるようになりました。食事も粥ですが、少しずつ食べ始めました。私が何よりも嬉しかったのは、「もう大丈夫」と夫の口から出た事です。精神的にも落ち着いて来たので、退院出来るかも知れません。メールのやり取り後、私は肩の力が抜け、以前のように自然に夫と話しが出来るようになりました。伝えねばならない事があるのではなく、日々過ごす中で必要だと思う事を素直に伝て行けばいいんですね。病気や命に拘らず、私達らしく楽しく明るく過ごせたら幸せだと思います。もう、大丈夫です。もし、この入院中に大量喀血で逝ってしまったとしても、夫の天命だと思えるような気がします。悲しみは想像できませんけれど。私達なりに頑張りますので、今後ともよろしくお願いします。また助けてくださいね。」
「おはようございます。先日ご依頼の投稿ですが、送るのが遅くなりそうです。今日深夜から、また鮮血色の血痰が出始め体調も悪化。喀血ではないため、自宅療養を続行し様子観察します。主治医の指示を仰ぎ、追加服薬もしました。ですが、何時救急車要請をするかわからず、また睡眠不足で文章の構成ができません。申し訳ありません。落ち着いたら、投稿したいと思っておりますので、よろしくお願いします。私は、落ち着いております。この事態も冷静に対応し、判断ミスのないよう様子観察や介護に努めたいと思っています。どんな結果になろうとも、私にできる精一杯をと思っています。」
「頑張らないけど、負けたくないから逃げずに歩きます。でも逃げたくなったらまた助けて下さい。よろしくお願いします。」
患者と家族の会のホームページの会員の紹介欄で、是非ご紹介したいと考えておりましたが、暫くは無理のようなので、せめて現在の彼女の頑張りをご紹介したいと思いました。
posted by: 事務局 on: 2006年11月10日 07:33